協議会の活動

当協議会は毎年、すべて英語による夏期知的財産連合セミナーを開催しております。これは、わが国の知財系大学院が協力して、アジア・新興国の知的財産高度専門人材の育成を推進するために開催するもので、今年で4回目の開催となります。日本人受講者も参加できます。今年は学生コースに加えて実務家コースも開講いたします。

学生コースは、日本の知財法や知財実務について、当協議会のメンバー校の教員が講義します。 加えて、WIPO、日本知財学会、日本知的財産協会などの協力を得て、多様な先端的なプログラムやグループ討論・ワークショップなどの受講者参加型のプログラムも実施されます。最終日には、特許庁および知的財産高等裁判所の視察ツアーを行います。

実務家コースは、日米の特許性要件、出願手続、紛争解決などの特許実務に必須の事項を、日比較法的に検討します。また、グループワークでは参加者に共通課題に取り組んでいただきます。知財分野の一線で活躍する日米の実務家・教員が、グローバル化した知財実務に対応できるプロフェショナルの育成を支援します。講義・教材すべてが英語で行われるこのプログラムは、国際派をめざす特許実務者にとって英語力を鍛える絶好の機会になると思います。なお、講義およびグループワークは実務に直結したコンテンツとなっていますので、3年以上の知財分野での実務経験をもつ人を対象としています。

関西で知的財産に関するセミナーをお探しの方には、本協議会メンバー校である大阪工業大学の夏期集中講義をご案内いたします。夏期集中講義の履修期間は8月31日（月）-9月4日（金）です。事前に科目履修の出願を行う必要があります。詳しくは同大学のWEBサイトをご覧ください。
http://www.oit.ac.jp/ip/graduate/curriculum/kamoku.html